恋愛をしない人生観を考える
恋愛で人生がうまくいくかのような「風潮」は正しいの?
僕は「恋愛ベタ」というか、
どうにも恋心がわからない。
40年生きて、このテイタラクなのだけど、
ちょっと真剣に人生を考えるに当たって、
(僕は本当に恋愛がしたいのか?)
と真面目に自己洞察して見た。
そこで思い当たったことが
「恋愛は人生のすべてではない」
ということ。
ドラマや映画では
「恋愛こそ素晴らしい!」
「恋愛が成就すればハッピーになれる!」
「恋愛がうまくいけば人生は最高に幸せ!」
と、
「恋愛がうまくいくと人生はうまくいく」
的なことが謳われるのだけど、
冷静に考えれば
「恋愛がうまくいっても人生の課題は山ほどある」
のが当然の現実。
恋愛がうまくいこうがいくまいが、
お金は稼がないと食っていけないし、
病気になったら療養しないといけない。
僕なんか、
ひきこもりの家族のカウンセラーをしているので、
(恋愛して結婚して子供が生まれて
子育てしてたら子供がひきこもりになって
家族で悩んで困るリスクはどうなの?)
とリアルに思ってしまったりすると、
(じゃあ恋愛って本当にいいものなの?)
という、理論的な疑問に帰着するわけ。
僕の人生の第一命題に「野望」がある
そこまで考えを進めていくと
恋愛が良いとか悪いとかじゃなくて、
「むしろ人生の課題にフォーカスすべきではないだろうか?」
ということが見えてくる。
じつは僕は、過去に自分が
ひきこもりだったこともあって、
「世の中のひきこもりを改善したい」
という想いがある。
さらにそこから演繹して、
「社会のネガティブを払拭したい」
という野望がある。
だとすると、
僕の人生における課題、第一命題は
「社会のネガティブを払拭する人間になる」
なのだけど、
それって
恋愛とまったく関係のない命題
なのは自明。
どうやら僕は
「恋愛で人生がうまくいく」
という風潮が、
僕の人生の第一命題の実現とまったく無関係である
ことで、
恋愛を人生の上位に置くことへの無意識な違和感
があったのだと思う。
「恋愛をしない人生観」は成立するのだろうか?
別に恋愛を忌避しているわけでもないし、
パートナーシップを否定しているわけでもない。
ただ、
僕は過去にひきこもりから
社会復帰するにあたって
「人生を続けるのに精一杯」
だったし、
今も自分の人生における
「第一命題を追い求め続けている」
ので、
人生を続ける > 恋
人生の第一命題 > 恋
と、心のどこかで感じていて、
今ようやく言語化できた気持ち。
「恋愛をしなくても」
という言い方が語弊があるならば、
「恋愛を人生の上位に置かなくても」
人生は充実するはず。
というよりも、だんだん、
恋愛を人生の上位に置くから
おかしなことになるんじゃないか?
とすら思い始めてきた(笑)
もしかすると、このご時世において、
「恋愛しない人生観」というのも、
ある意味、より本質的なのではないか?
という探りを入れ始めたい。
僕はパートナーシップ自体を
否定しているわけではないので、
恋愛を重要視しなくても、
人生のパートナーは欲しいし、
その形態のひとつとして、
結婚はしてみたいとは思ってます。
そういった意味では、
人生の命題がピッタリの男女は、
ズバリ、
恋愛0日で結婚してもいいんじゃないかなー?