ネガティブな現状を見下ろして解決しよう
ネガティブを上から見下ろしてみる
僕たちが生きていてネガティブで悩んでいる時、
とくに、いつまでも深刻に悩み続けている場合、
(●●しなきゃいけないのに、●●ができない!)
という何かしらの行き詰まりを感じている時だと思います。
それはきっと、
人間関係に対してだったり、自分の環境に対してだったり、
自分自身だけの問題とは思えないような、
自分が複雑な状況に陥っている感覚でしょう。
目の前に壁があって乗り越える方法がなくてどうしようもない。
まるで巨大迷路でぐるぐると同じところを迷子になっている。
迷路で迷っているのなら「上から見下ろす」のがいちばんです。
実際にネガティブな現状を、見下ろしてみましょう。
「●●しなきゃいけない」ではなくて、
「もし●●しなくてもいいとしたら、私には何が問題となるのか?」
「もし●●してはいけないとしたら、私はどう振る舞うのか?」
と考えてみてください。
例)職場の同僚と仲が悪くて、職場での居心地が悪くて悩んでいる!
あなたは、職場の特定の同僚と仲が悪くて、職場での居心地が悪くて悩んでいる。
(もしかしたら相性があわないのかもしれない。
けれど、せめて仲良しとはまでは言わないから、
淡々と普通に接して、なんとかならないだろうか?)
このような時、頭の中にあるのは、
(職場の同僚と仲良くしなくちゃいけない)
という強迫観念です。
あなたはその強迫観念に悩んで、ネガティブを感じている。
そこで、その強迫観念を、思い切って上から見下ろしてみる。
つまり、
「もし同僚と仲良くしなくてもいいとしたら、今、何が問題なのか?」
と考えてみてください。
悩みの渦中にいる人は、
「居心地が悪いのが問題なんだよ!」
と、すぐに元のネガティブに戻ってしまうかもしれない。
そこで、上の質問をもっとドラスティックに変えてみる。
「もし同僚と仲良くしてはいけないとしたら?」
内容が180度逆転しているわけだけど、
絶対に同僚と仲良くしてはいけないとしたら、
あなたはどのように振る舞います?
同僚と仲良くしてはいけない。(法律で禁止されているレベルで(笑)
でも職場で仕事はしなければいけない。
ちょっと思考実験ではあるけれど、その結果として、
「あ、同僚と仲良くできなくても、仕事はしなきゃいけないのだから、
自分の仕事に打ち込めばいいだけないじゃないか。なーんだ」
ということに思い至りませんか?
「●●しなきゃいけない」
だけが、人生問題の解決ではない、
ということに気づくはず。
というか、気づいてほしいものです(笑)
人生で本当に悩まなきゃいけないことって?
「実際とは真逆の定義をして考えてみる」のは、すごくオススメな思考実験です。
僕もよくやっています。
目の前の壁を越えられなくて悩み続けている時に、
「人生において、本当にその壁を越えなきゃいけないの?」
という、次元を上げて(上から見下ろして)考える問いかけなので、
ある意味、哲学的な問いかけになります。
答えがすぐに出ないことも多いけど、それは、
今まで思いもしなかった気づきに至る
というプロセスなので、当然といえば当然。
もっと単純にいうと、
「そのネガティブは人生において、
本当に悩まなきゃいけないネガティブなの?」
(もっと大切なことがあるんじゃないの?)
という問いかけを、いつも自分にしてあげたいものです。