人間関係が苦しい一番の理由とは!?

人間関係こそ人生の苦悩のすべて

人間関係に悩む人はとても多いです。

釈迦と弟子の有名なエピソードで、

弟子「釈迦よ。私は悟りました。
人生の苦悩の半分は人間関係によるものだと」

釈迦「いや、それは違うぞ。
人間関係こそ人生の苦悩のすべてなのだ」

というのがあります。

人間関係こそが私たちの人生の幸福に
大きな影響を及ぼすのは間違いありません。

 

もちろん僕自身も例に漏れず、
人間関係にたくさん悩んできました。

それも
「よくわからないまま」悩んできました。

 

(なんで こんなに人間関係が不安なのか?)
(どうして人とのつながりに信頼が持てないのか?)
(なぜ世の中で生きていく価値を感じられないのか?)

 

正体がわからない不安が、人を孤独にする

この「よくわからない」というのは、
じつは想像以上にすごく大きな不安です。

なぜなら正体がわかっている不安は、
それなりに対処しやすいからです。

それに比べると
「よくわからない」不安は
正体がわからないために対処のしようがない。

正体がよくわからない不安だから、
人にもなかなか相談できない。

となると、
一人で苦しむことが多くなる。

一人で苦しんでいると、
人間関係を築くことに自信が持てなくなる。

ついに誰とも話ができずに、
孤独で苦しむ。

これはとてもつらいです。

僕がカウンセリングをしている、
不登校やひきこもりの子供が
この孤独で苦しんでいる状態です。

本当は人と心でつながりたい。
でも、心でつながれる自信がない。

人は自分がコントロールされることが怖い

そもそもこの
不安、自信のなさというのは
どこから生じていると思いますか?

僕たちはいったい人間関係の何を
そんなにも怖れているのでしょうか?



僕は、僕自身の過去の経験を見つめていって、
その答えを見つけました。

それは、

「人は自分がコントロールされることが怖い」

ということです。

「コントロールされる」とは、
他人によって、

自分の自由を奪われる
自分の意思を否定される
自分の存在を矮小にされる

ということです。

もし誰かと新たな関係をつくる際に、

(相手によってコントロールされるのでは?)

と思ってしまうと、
人間関係に対して不安や怖れを感じてしまう
のです。

これは人間関係だけでなく、
お金の問題も同じだと思います。

そして、
その不安や恐怖が生じる理由は、

その人がこれまでの人生で

「誰かにコントロールされて
 とても苦しい体験をしてきたから」

です。

たとえば、

友人関係でのいじめ、
会社での上司部下の関係、
親子関係、夫婦関係、

いろいろ考えられます。

人間関係に対して自信が持てないのは、
その人自身の性格が悪いからではなく、

「コントロールされるのが怖いから」

であるとしたら。

それは人として当然の本能だ
僕はつくづく思うのです。

自分が抱える、人間関係への不安の正体を考えてみよう

僕たちが人間関係が苦しい一番の理由は

「コントールする / コントロールされる」

ことを、
人間関係に対して無意識のうちに感じてしまうから
です。

一度、考えてみてください。


「あなたやあなたの周りの人は、

 あなたをコントロールしてきましたか?」

「それとも、あなたが相手を
 コントロールしようとしてきましたか?」

そこに思いを馳せてみることで、
自分自身が抱えている、人間関係への不安の正体
に、一歩、近づくことになると思います。

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